代表メッセージ
2024.02.25
「地域とのつながりが当たり前にある社会」を目指して
株式会社ゆずを創業して約10年。創業当初から「ゆずのサービスを通じて、利用者さんが最期まで満足のいくケアを受けられる事業所がつくりたい」という想いがあり、特別養護老人ホームを運営するという目標がありました。
この度、社会福祉法人ゆずを開設し、東広島市に「特別養護老人ホームゆずの家」をオープンしますが、私たちが変わらず大切にしてきたのは「町が元気になるための福祉」という視点です。私は日頃から、福祉の現場にありがちな「介護保険や施設サービスを利用した瞬間に、利用者さんの周りには 65歳以上の要介護状態の人しかいない」といった現状に疑問を感じています。
介護やケアが必要になっても、子供や若い世代と交流を持つことができる、そんな地域のつながりが当たり前にある社会を、福祉を通して築いていきたいと考えています。
特養のイメージを変える特養がつくりたい
私たちが目指すのは「卒業できる特養」。
特養を卒業した後もゆずの介護サービスや地域の人達で高齢者を支えられるというビジョンを持ち、チャレンジしています。
「特養に行かないように頑張りたい」「特養に入ったら最後」と思われがちなイメージをなくすよう
な、特養に入ってからも在宅での生活が目指せる、そんなサービスが作りたいと考えています。
そのための施策の一つとして、高齢者が元気な時から特養の人達と交流できるように、自立支援介護のデイサービスを特養内に併設することも計画しています。要支援の元気なお年寄りもいれば、要介護のお年寄りもいて、地域の人も気軽に入って交流ができる。そんな仕掛けをつくりながら、「私はあそこの特養に入りたい」と地域の人に思ってもらえるような存在になっていきたいです。
社会福祉法人として見据える未来
地域の人達が福祉という分野で困ったときには「私達にはゆずさんがあるから」と頼ってもらえるような社会福祉法人でありたいと考えています。
また、将来的には子供が関わるような事業にも参入していきたいという想いもあります。
子供の事業と高齢者の事業は両輪のような関係です。どちらかに寄りすぎても駄目で、どちらかが欠けても駄目。両輪が動くことで、安心できる社会が描けると考えています。
社会保障において子供と高齢者の支援は非常に大事な分野だと考えているので、そこに関われるような支援や福祉がしたいというのが未来の展望です。
やりたいケアがある人、一緒に働きましょう!
私たちが常に考えているのは「楽しい介護がしたい」ということ。
「施設だからできない」という常識を取っ払ったような施設を作りたいと思っています。利用者さん一人ひとりの思いを支援できる事業所を目指しているので、やりたいケアがあったが今までできなかったという方は、ぜひゆずに来てほしいです。決して作業的なケアばかりではないですし、利用者さんの自己実現を一つ叶えるためにはとても労力を使うので、間違いなく大変なことも多いと思います。
ですがゆずには利用者さん本意のケアがしたいという想いを持ったスタッフが沢山集まっています。
ゆずに少しでも興味がある方は、ぜひ一度話を聞きにきてほしいです。